遂にPHP5.4.0の安定版がリリースされました。
魅力的なリリースだが互換性には注意が必要
PHP5.4は、トレイト(traits)、単純化された配列定義、組み込みWebサーバなどの新機能が導入されるだけでなく、PHP5.3と比較して実行速度の向上や、消費メモリの低減を実現しており、かなり魅力的なアップデートになっています。その一方、移行ガイドにあるように、PHP5.3系以前で運用していたサービスをPHP5.4にアップデートすると、様々な互換性問題が発生します。PHP5.4.0は、5.4系の最初のリリースであり、実績が十分にありません。今直ぐにアップデートする必要性はありませんが、PHP5.3系のメンテナンスが打ち切られるまでに5.4に移行できるよう、早め早めの対策が求められます。
PHP5.3は1年半でメンテナンス終了
PHP5.2は2010年12月にメンテナンスが打ち切られました(まだ使ってる方、危険ですよ)。これは、PHP5.3.0が2009年6月30日にリリースされてから1年半のタイミングです。PHP5.3のメンテナンス期限も、おそらく似たような期間になるでしょう。